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Superfly「White Light」の歌詞の意味。面白い言葉の技巧。 [歌詞解釈]

super.png
http://superfly-white.com/

今回はSuperflyの配信シングル「White Light」

の歌詞の意味を考えていきたいと思います。

この曲は配信のみで、シングルCDとしては

販売してないです。


前回は「黒い雫」でお話しましたね。
⇒(Superfly「黒い雫」の歌詞解釈)

「黒」と「白(White)」。

お互いに対となるような題名ですよね。


「White Light」 は 2015年の1月21日にリリース。

「黒い雫」は2015年12月2日のリリース。


作詞にはヴォーカルの越智志保さんの他

両方とも作詞家のJamさん(山田ひろしさん)が

関わっています。


Jamさんの情報は調べても詳しくは分かりませんでした。

すいません。

ベテランの作詞家さんで、吉川晃司さん、ゴスペラーズ

徳永英明さんなど著名なミュージシャンの作詞も

手がけているようです。

「White Light」と「黒い雫」は両方とも

共同で作詞をしていることから、

何か関連づけているのかもしれませんね。



さて「White Light」。直訳すると「白い光

「黒い雫」とは全く対になる題名ですが、

歌詞を読み解いていくと、

目指している到達点は同じだということが

分かってきますよ。





Superfly「White Light」の歌詞解釈

この歌詞の中で「White」=「白」という色が

一体何を表しているのか?


♪露な白で
♪露な声で

♪露な心
♪露な身体


同じ「露な(あらわな)」という形容詞でくくっているので、

「白」=「声・心・身体」というのが読み取れます。

「声・心・身体」は「精神と肉体」ということ。

「人」=「自分自身」を作っている要素ですよね。

つまり「露な白」は

本当の自分

そういいかえることもできますね。


日々生活していると、そういう本当の自分を

見失ってしまう時があります。

いつの間にか白が見えないくらい

黒く自分が塗りつぶされてしまっている

そんな偽物の自分で生きていくのって

とても辛いものです。


♪黒も闇も脱ぎ捨てた
♪もう、飽き飽きしてんだ
♪Please, one last chance


だからそんな生き方をやめて

もう一度本当の自分の「白」になろうよ!!


♪依存しあう連鎖が生き物のルール
♪さぁ、導きあうのよ
♪Go love to love


そして

本当の自分の「White Light」=「白い光」を

他の誰かにも照らして、

手を取り合っていこう!!

自分を愛して、誰かを愛する。

それが愛の連鎖。

そんな歌ですね。




言葉の技巧

「White Light」の歌詞をよく見ていると、

言葉遊びの要素も見受けられます。

ちょっと自分が気づいたことをご紹介。


①頭韻

サビのはじめの「露わな(アラワナ)」と

最後の言葉「I wanna (アイワナ)」は

を踏んでいますね。

ここで上手なのはただ韻を踏むだけじゃなくて

ちゃんと意味もプラスαされている言葉だと

いうことです。

つまり

I wanna be White White now」は

「今、私は(露わな)白、白になるのさ」

っと「白」にたいする思いがグッと強調

されるわけです。

とても上手な表現です。

感心してしまいます。


カラオケで歌う時も

ぜひそういう強い気持ちで歌って下さい!





②対比表現

他にも面白い言葉遊びをしています。


♪白に戻れ 戻れ 進化の瞬間よ


戻るのに進化するという言葉の矛盾


♪白を汚せ 白を汚せ 決して穢れない


白に汚すのに穢れないという矛盾。

面白いですよね。


ネガティブな言葉をポジティブに変換し

常に前を向いています。

つまり「本当の自分」=「白」を取り戻すことは、

人生をリセットするわけではないのです。

前へ成長していくということになるのです。



歌詞にこのような技巧を凝らすことにより

歌というのは、人の心に根強く残る

ものになるのだとつくづく感じるのです。

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